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腎臓摘出手術の日

昨日入院 バイクで小さいスーツケースをつんで行く。 これは正解で、その後看護士から、手術の場合は T字帯、腹帯、フラットオムツが必要などといわれて、-入ってから言うなよ、ちゃんと入院前に知らせろーまたバイクで買い物に行く羽目になった。その日は男性が担当で、おへそ掃除をしますといわれて、ゲーこの兄ちゃんにしてもらうわけと、がっくり来たが仕方がない。 暖めて、長い竹串のようなので、掃除完了。麻酔担当の医師が来て、幼稚園児に説明するかのように、ゆっくり優しい言葉で説明してくれる。夕食の後下剤を飲むが、音沙汰なく恐れていた浣腸。でもすっきり出たとは言えず、これで大丈夫かと心配になる。11時から術前の点滴 4日入れたままにして置ける、ビニールのような細い長いやわらかい針とはいえ、手首を曲げたりすると少し痛い。13時に、家族や看護士に付き添われて、徒歩で手術室に入る。 屠殺場に入る、牛の気分。体の横が全部マジックになっている手術着のまま、手術台に。担当のK医師、カメラのDr,看護士、麻酔医、に囲まれて、ブログを書いてる話などをちょっとして、麻酔の眠くなる薬を入れますと聞いたとたん、あたりは真っ暗という感じ。
 光が見えてきて、声をかけられている、喉が苦しいが一度に来て、目を開けつつえづきそうになり、早く気管支に入っている管を抜いてほしい気持ちで、うなづく。 
 手術室を出たのは、16時30分だったらしい。実質3時間少々の手術。 ベッドで病室に戻るが、喉が苦しくてカラカラ 声もうまく出ない。 1時間ほどして痰が出そうになった時は、絡むし、痛いしで苦しかった。寒くて電気毛布がかけられていても冷え切る。傷口から、ドレーン、尿管に酸素マスク、心電図のパッド、点滴、血中酸素濃度測定器が指に。自分ではわからないが、背中に硬膜外痛み止めの持続の針も入っている。何かわからないが肩に入っている針が痛い。
ICUにも入らず、部屋でいろいろ装置をセットされている間に、家族は医師から摘出された腎臓を見せてもらう。二つ割にしてあり、中にゴルフボール大の卵の黄身が入っているようだったとのこと。外にはみ出していなかったらしい。

# by satorin130 | 2010-05-31 15:04  

腎臓摘出手術の説明

昨日午後の予約で、夫と二人医師からの説明を受け、手術承諾書を、入院の日に提出するように渡された。

腹腔鏡というが実際は、前から開くと、2回も腹膜を通ることになり、腸を傷つけたりすることもあるので、右のわき腹を上にした姿勢で後腹膜鏡手術をする。これだと後腹膜貫通1回ですむが視野が狭くなり、血管などが見つけにくい欠陥がある。しかし、バルーンで広げて、まず、腎動脈を確保。これを傑刹2回して切り離し、それから腎静脈も同様にする。まれに血管奇形で何本もあることがあり、万一わからずに切ってしまい大量に出血する事態が起きれば、すぐに開腹手術をして処置を万全にするし、その場合は家族の了解を得る。(その時間的余裕があれば?) 血管が切り離せたら、腎臓をその周囲の脂肪組織ごと切り取り出す。すぐ近くの副腎もともに切ることが多い。取り出すためには、肋骨と、腸骨上前棘を結んだ線上に、長さ7センチくらいの切り開いたところから、癌組織がこぼれないようにくるんで出す。麻酔は、全麻酔。ぽんと真っ暗になるようにかかり、手術が終わった後は、痛みを止めるために後幕外(脊髄)から持続に痛み止めを入れているしで、しばらくボートするかもしれない。術中は右腕をずっと上げているので、術後に腕や肩が痛いかもしれない。穴の一つから、ドレーンで体液などを出し、尿の管と、痛み止めで3本の管がその日はついている。翌日から歩けたら歩いてもらう。食事も次の日からOK 1週間後に傷を(肋骨の下に3箇所穴を開けるのと、開いた傷と)とめているホッチキスをはずす。糸で縫った傷のようには痛くない。 傷も毎日消毒しないで、湿式のガーゼのようなものでおおっておく。経過が順調なら、退院がそのあたりで見当がつく。
 へー痛くないように、体への侵襲が少ないように手間をかけないように、傷跡がつかないように、ずいぶん進歩したのだなあと感心する。 夫が、アレルギー体質なので、麻酔が心配と聞くが、前日に麻酔医が訪問してちゃんと判断するとのこと
 私は3月中旬からのひどい便秘で大腸癌が心配なので、PETの映像が見たいといってみたが、PETでも、大腸などに、放射能の集積がなかったとかわされてしまう。 PETの説明のパンフレットに、褐色細胞が肩などに多く見られる人は、ダイエット効果が上がりやすいと書いてあったので、何とか、入院中にでも見せてもらおう。
まれに摘出した細胞を調べたら、良性と言う事もあるらしいが、CTや MRIの画像から見て、悪性と思いますといわれる。
義兄が同じ手術を3年前にしているが、開腹だったので術前に、自己血をとったり検査があったりで、2-3日前から入っていたのに、私は前日の午後入院で、夕食から食事なし。ひどい便秘だけど腸が張って邪魔になるのではと心配。
何人かの、友人・知人にS病院で大丈夫なの。先生によって腕が違うようなこと言われたが、若手で一番磨きがかかってくる先生と信じてうまくいきますようにと願うのみ。

# by satorin130 | 2010-05-07 14:35  

癌とわかって

日がたつにつれ、手術の日が近づくにつれ、癌になったということで気持ちの変化があったように思う。
 ひとつは、自分では十分人生を楽しんできたから、これが余命のあまりない宣告だったとしても、そう動揺しないと思い込んでいたが、やはり「死」ということが、まったく実感として感じてなかったが、それは近くにあるという思いだった。いつの間にか、夫よりきっと後に死ぬと、勝手な思い込みをしていたことは大きな思い違いだった。もし一人になったら、食事や介護も受けれるような、組合というか結いの共同住宅のようなのに入りたいと考えていた。神戸にそれに近いのが昨年の秋に出来、その定例会にも出かけて話を聴いたりしていた。

 しかし、今は後に残されるのが、これまで2年、1年と私の留守中 持ちこたえていたのとは別の、老年になってきた夫かもしれない。舅が、連れ合いをなくした後に、何かを見るにせよ、これはおばあちゃんが好きだったとか、思い出している様子に、かわいそうに思ったことがある。いやいや、彼ならルンルンと食べたいだけ食べ、カラオケにもいって、友達をマージャンに誘って遊びまわっているかもしれない。などと考えてしまう。

入院を機に、少し家も片付け、死後どうしてほしいか、少しばかりのたくわえを、どうしてほしいかもしっかり文章化しておかねばと考えている。

# by satorin130 | 2010-04-28 14:36  

手術の日が決まりました。

今日は、検査結果を聞きに予約時間に行く。夫は悪いことを聞いたら、僕に隠すかもしれないと疑ってついてくる。昨日から聞くことをメモしてノートに貼り付けて準備していたのに、免許書を入れた財布を忘れていってしまった。 
 結果は転移なし! やっぱり嬉しい。ほっとする。癌の大きさは、5.3センチ、形がはっきりしているから外への浸潤の心配もない。腹腔鏡を使って、穴を3個開けて、腎臓の取り出しのためには7センチくらい切ってあとはホッチキスようのものでとめる。脊髄からずっと痛み止めと、硬膜外麻酔を入れる。入院は10日くらい。5月の17の午後入院。18日の午後が手術と決まる。家族の立会いが必要だが、夫はその日はセミナーで都合が悪いとのこと。その日を逃すと3週間も後になるらしく、私は姉に頼んでもいいからその日にとお願いする。
腎臓の周りの脂肪組織後と取り出すといわれたので、体重が減るほどとってくださいと(笑い)お願いする。

もう一度術前に手術法を説明してくれるそうだ。その後、血液検査。レントゲン、心電図などを撮影して帰る。今日も4190円かかった。 
手術の日が決まりました。_b0131731_1581295.jpg

写真は、MRI 向かって左が、右の腎臓。かなり大きいけれど、7センチ以下はステージⅠらしい。

# by satorin130 | 2010-04-15 15:11  

MRIが済みました

 昨日、初めてのMRIをとりました。
まず、金属のものがないようにして、病院着に着替え、チェックシートで体に何も金属がないことを再確認して署名。ゴムベルトのズボンだったので、30分間かなり寒いのではいておられて良かった。CT室と似た感じだが寝る所が少し細めで、腎臓をとるからか、おなかの上にドーム型の、骨折のギプスの上にかけておくようなものを乗せられ、その前におなかをぎゅっと締め上げられて、少し苦しかった。両手を万歳して、もし苦しくなったりしたときはこれを押してくれと、ゴムの空気入れのようなお知らせブザーを握らせてくれる。そしてBGMの聞こえるヘッドフォンをかけてもらい、技師さんはガラス窓の向こうに行ってしまう。スーと機械の中に入って行き、頭まですっぽり入ったときにちょっと目を開けてみた。閉所恐怖症の人にはきついというだけあって、体の廻り数センチしか隙間がない感じで、圧迫感があるので、あわてて目をつぶる。部屋に入ったときから、「トックン、トックン」という音が響いていたが、これはずっと続き、その後工事現場のような「ドドドドド」「ガガガガガ」のような音がする。息を吸って吐いての指示が後半あり、吐いてから20秒くらいというが、吐いてしまっているので苦しい。後5分位ですからねという声を聞きほっとしたがそれから、右側が振動して、がんがん磁気を飛ばして撮影しているという感じが何回か続き、体もだるくなってくる。一度だけ、くしゃみが出そうになり、思わずこらえたが何もいわれなかった。手足も冷たくなり終わったときは、ほっとした。なんだか疲れた。
 夫は脳動脈瘤の手術で、頭のなかにクリップがあるので一生MRIは出来ないらしい。 私も差し歯や歯のかぶせは大丈夫かと気になったが、何も変化はなかった。 料金は、3割負担で3550円だった。

# by satorin130 | 2010-04-13 21:57